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zoom RSS 『エキゾ夢紀行〜南インド古典音楽祭編〜』へ行って来ました。

<<   作成日時 : 2006/02/13 19:34   >>

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昨日、音楽ライター、サラーム海上さん主宰のエキゾ夢紀行に初参加。(at 渋谷 UPLINK)
エスノ・エキゾ音楽に興味を示している私が今まで不参加だったというのも、失敬なお話ですが、出不精&人見知りな私は、何かしらきっかけがないと、新しい場へ足を運ぶのを躊躇ってしまうのです。

エキゾ夢紀行自体は9回目だか10回目だかになるのだそうです。
今回は、サラームさんが年末から年始にかけ滞在されていた南インドの特集でした。
音楽祭や街並みの映像、写真を見ながらのお話です。
音楽ライター、おきよしさんのSpicy Spicy Lifeで、古典音楽祭や食、チェンナイやバンガロールの街について詳しいレポを書かれていたのを読ませていただいた上での参加だったので、映像や音楽、お話をより身近に、より分かり易く感じました。

私は南インドに関しては殆ど無知の状態。インド自体は大好きなのだけど、北に知識が偏っている。それは音楽に限らず、です。
「隣の芝は青い」ではないですが、無意識的に、既知であったり馴染みであったりする文化からなるべく遠くにあるものに惹かれる傾向がある私は、文学的な感性や人柄において北インドに比べ日本人に近い(とあるインド学の権威のお言葉)と言われるドラヴィダ文化・タミル文化の影響下にある南インドは、北に比べ関心の対象外に位置づけてきたから。(「日本人に近い」について、どこが??と思われる方もたくさんいらっしゃることでしょうが、あくまで北に比してです)

見せていただいた映像の中でおもしろいものはたくさんあったのですが、まずはメインの古典音楽祭ですよね。この音楽祭は、毎年12月中旬から1月下旬までチェンナイの数十箇所で行われている古典音楽の祭典らしいです。お客さんは殆どが古典大好きなインド人の年配の方とのこと。
南インドの古典音楽の特徴は、声楽が中心で、それに太鼓や西洋の楽器、ヴァイオリンを加えたもの、だそう。おもしろかったのは、をひっくり返して楽器に用いていたこと。サラームさんいわく、壷は楽器店に売っていない、壷屋で購入するんだとのこと!どんな音かというと・・・壷そのもの、でした(笑)。壷特有!のくぐもったボコッボコッという音がかすかに響く感じです。

たくさんの演奏家を見せていただいたので、詳細や演奏家の名前がうろ覚えなのが残念なのですが(おきよしさんのブログを読まれることをおススメします)、サンジャイ・スブラマニアムというおじ様や、音楽祭の会場でその場で録画し、演奏後すぐに手に入る!という驚きのDVDや、あまりにも有名な人なのでビデオ撮影不可だったとのことで、市販のDVDを見せていただいたTMクリシュナやおじさまたちに人気らしい美人の歌い手スダ・ラグナタンなどなど。。。
それぞれに歌唱法に個性があって楽しかったのですが、T.M.クリシュナの目力ならぬ手力にやられました!(もちろん、インド人なので目力もすごいものがあります)手力、というのも見ていると殆どの歌い手が右手でリズムを刻みながら、左手で歌のコブシに合わせウネウネと手先をくねらせパフォーマンスしているのですが、このクリシュナさんの手の動きは半端でなかった!勿論、歌唱力も半端でないのですが、演技力の勝利、というか完全に魅せられてしまいました。それは彼が若くてハンサム?だったから、だけではないと思います。音楽自体も神秘主義のカッワーリーに少し似ているように感じたのですが(気のせい??)、クリシュナさんはカッワーリーのヌスラット・ファテ・アリ・ハーンにも喩えられるとのこと。なるほど〜、あのパフォーマンスはすでに大御所の臭いがプンプン。

他にも、古典舞踊のバラタ・ナティヤム(美しいお姉さまヴァージョン+ド迫力おば様ヴァージョン)や、バクティクリシュナ神への献身的な愛を熱烈に実践するヒンドゥー神秘主義。)の声楽曲、バジャンを上半身裸で恍惚として歌う男集団など、もりだくさんの映像集でした。

古典音楽の映像が流れている際、サラームさんは「ゆるい」というお言葉を連発されました。北の古典音楽が派手でドラマチックなのに比して、南は抑揚が少ない、ということのようですが(言葉のニュアンスが違ったらスミマセン!)、確かに、北のアーリア人が作り出す文化って、必要以上に修辞が多く派手だったり、波が激しかったりする。それに比して、昨日見せていただいた映像はどれも日本の演歌のように抑えが効いた中に、みなぎるエネルギーを感じさせられました。やっぱりドラヴィダ文化は日本に近いのかしら?
終演後、「南は20分聴いた後くらいにやっと面白くなってくる」、という趣旨のことをサラームさんおっしゃってましたが、なるほど、古典を聴くには南インドに限らず根気が必要だわ?!

でも、私的にはかなり興味深くためになる映像ばかりでした。

音楽祭の映像以外にも、現地でのCDの買い付けのご様子(←実は一番興味深く拝見させていただいたシーン。)や、今となっては珍しい?バナナの葉を皿代わりにしてのミールス(南インドのカレー定食)の様子などなど、濃い〜、エキゾ〜な旅のご様子、現地に行ったことのない私も満足して拝見しました。そして、旅の参考になりました。私も絶対に個人旅行派(ひとり旅派)ですが、個人だとあれだけ充実した旅を送るのはかなり難しい。十分なリサーチと、知識と、そして何より旅を楽しもうという感性がみなぎるサラームさんだからこそ、なんですよね。

心残りなこと。
残念ながら急いでいたので今回は「サラームプレート」食さず退散。次回こそは、です。

次回は3/26日。エキゾ夢紀行の二周年と春のエキゾ新入生歓迎会を兼ねて「エキゾ夢紀行・総集編」が開催されるそうで〜す。その際、南インドの旅の続き、trancyなゴアの旅の様子も見れるそうですよ。

*お知らせ*
パソコンのメンテ、その他の事情(残念ながら旅に出るわけではありません)により、しばらくブログお休みします。
再開は2月23日の予定ですので、その頃にまた見に来ていただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
インドの音楽、全く無知です;;
日本でもかなり色々紹介されているのですね。
そう、先日のネパールへ行ったという話の
続き(関連)でも、ネパールの音楽は
インドの影響(マネッこ)もあるよう。
結構あちらのダンス・音楽激しいもの多い
ですよね。男尊女卑が激しい国なので、女性
もあまり積極的でないですが、ディスコへ
行ったら、ネパール人もすごく激しく踊るので
びっくりしたのを覚えています・笑
UKのインド人(といってもイギリス人ですが)と接していても、伝統を重んじる部分と
Freeな部分、混合しているようでした。
なかなか難しいな、と思ったことはありますよ。周りが感じる以上に本人達はもっと
Indentityの問題も含めて葛藤しているようですが・・

と長くなってしまいました。
色々知らない国のこと、文化、紹介して
頂けると勉強になりますね。
これからも楽しみにしています :)

>夢の話は大変失礼しました;確かにルーマニア>へ想いの表れかもしれません

いえいえ :)
go2rumania
URL
2006/02/17 12:53
(長くて2度に分けて・・・)

ルーマニアをお好きな方が一人でも
多くいらっしゃると嬉しいです。
なかなか他の東欧諸国と比べても遅れて
いるので。そのレアさが、良かったりも
しますけれどね :)

そう、昨日私の方で紹介したのですが、
旅行代理店のHPでルーマニア通信すること
になりました。是非お時間ある時、見て
頂けたら・コメント頂けたら嬉しいです。
結構初記事で時間がかかってしまったんですよ。重なる情報もありますが、
ブログの感じとちょっと違った風に仕上がって
います&写真も色々あります。
ヤシは行かれていないですよね。
修道院地方スチャヴァから近いですし、
なかなか素敵な街ですよ。次回は是非!
go2rumania
URL
2006/02/17 12:54
お返事すっかり遅くなってしまってすみません。そちらのブログでもお返事しましたが、ミキ・ライゼンの記事、大変楽しく興味深く読ませて頂きました。さすが、のひと言です。ただでさえ観光情報が少ないルーマニア、その中でも、文学方面に詳しい人以外には更にあまり知られていないであろうヤシの特集を最初に持ってこられるところがなんともナイスです!!今後も楽しみです。
話は変わりますが、ネパールでディスコ体験をされたのですか!それはスゴイ、濃い!
私も日本でですが、インド系イギリス人2世に数人出会いました(主にIT関係)。彼らはいずれもアイデンティティの面で葛藤していた部分があると同時に、ふたつの文化を共有していることを誇りに思い楽しむ余裕も持っていたように思います。尤も、日本に来ることができるような人たちは移民2世の中でも裕福な人たちだったでしょうから、一般の移民たちとは苦労や葛藤の度合いが違うかもしれませんが。go2rumaniaさんは海外に住まれた経験が豊富でいらっしゃるから、様々な問題点が見えているでしょうね。
elly→go2rumaniaさん
2006/02/22 16:51

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