ホメイニー氏の命日
1989年のこの日がホメイニー氏が亡くなった日ですので、今日でちょうど20年となります。
本来なら20周年(?)ということで、大々的に報道されていそうなものですが、現在イランは大統領選の日まで残すところ一週間となり(6月12日が投票日)、そちらの話題で持ちきりです。
私にとってのホメイニー氏の命日と言えば、昨年の20時間バス閉じ込められ事件の日(笑)で忘れがたい思い出の日となったのですが(どうぞ昨年の関連記事、及び碧さんのブログをご覧ください)、今年は去年の反省に基づき、絶対に旅行には出ないぞ!と誓ったのでした。
*下2枚は、昨年のホメイニー氏命日2日前にテヘラン郊外のホメイニー廟にて撮影。
今日の祝日と明日金曜日を利用して今年もやはり旅へ出かける人が多いのか、テヘランの街中は車が比較的少なく快適な一日となりましたが、去年と違うのは選挙が目前に迫ったためか、暴走族、もとい選挙カー(支持者応援のための街宣カー)が、多数街中に出ていることでしょうか。
広場では候補者4人のポスターがそこらじゅうに貼られていますし、今年初めて取り入れられたという候補者同士のテレビ討論も熱を帯びてきました。
スタジアムなどでの集会をはじめ、数週間前からイランが選挙一色に染まり始めたわけですが、首都テヘランにおいては中でも改革派ムーサヴィー氏の支持者が圧倒的に目立っています。
ムーサヴィー氏のシンボル・カラーであるグリーン(保守派のシンボルカラーが黒、あるいはイラン国旗のトリコロールなのに対抗して)のへジャーブやリスト・バンド、リボンを身につけた人たちがビラを配り、車にグリーンの旗やライトをつけ窓から上半身を乗り出し箱乗りで奇声(?)とクラクションの連続音を上げています。
この選挙活動(?)、なぜか昼間よりも夜中によりいっそうの盛り上がりを見せ、毎晩大通りからはクラクションの音が聞こえてきて最初は何事かと思ってしまいました。
この時期、グリーンのものを身に着けていると「ムーサヴィー派」だと思われてしまうのか、もともとグリーンが好きで何かしらグリーンのものを身に着けている私は、外国人であるにもかかわらず支持者からしばしば声をかけられる始末。
ムーサヴィー氏の支持層は、都市の若者や芸術家などに多いのですが、さて選挙の結果は如何に・・・
政治について語る技量は私は持ち合わせていませんし、ここで書けることはごく限られたこととなりますが、大統領選に関心がある方は、現在様々なサイトで報じられていますので、そちらを参考にしてください。今後こちらでも吟味して、何か書けるようであればお知らせしていきたいと思います。

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この記事へのコメント
そして至る所(バス停・車・壁。。。)にポスター貼りまくって、
選挙が終わったらはがれるのかな、と他人事ながら気になってしまいます。
いろんなところに出かけて街の人の話を聞いてみたいものですが。
ポスターの数々・・・、選挙後、どんな風に撤去されるのか楽しみですね(笑)
過ぎ去ってみれば早いものですね。
お参りする方々のテント村は見に行きたいですね。「○○県の方はこの辺りにテントを張ってね」の」張り紙…
しかし、あの時は、お疲れ様でした。
碧さん、本当に貴重な体験をしましたね~(笑)
最後にイランの洗礼を受けて帰られて・・・
ホメイニー廟訪問は、私も去年の一回きりなので、また機会を見つけて行ってみたいです。キャンプ情報も更新したいです。