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zoom RSS イランのポップ・スター、ベンヤミンの新作が出ました

<<   作成日時 : 2009/04/29 06:33   >>

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画像相変わらずのパソコンの不具合につき、軽めの記事を。

以前、ペルシャン・ポップスに関する記事をまとめて書いたことが一度だけありましたが、その中にもちらりと登場した、イランのポップ・スター、ベンヤミンの新作が、昨日発売になりました。CDの発売日って、日本だったら割合前からはっきりしているものだと思うのですが、イランの場合、時に予測不可能だったりします。特にポップスの場合。
ベンヤミンの新作は、一昨年から「もうすぐ出る、出る」と言われ続けてきました。そしてほんの一昨日、友人(私のイランでのペルシャン・ポップスの主な情報源)と、「ベンヤミン、そろそろ出さないとヤバイよね」っていう話をしていたばかりだったのですが、今日、その友人に会った時の第一声が、「今日ベンヤミンの新譜が出たって情報が入ったから(彼にもさらに別の情報源が居る)早速買ってきたよ!」。

前作の発売は約3年前。イランの名音楽プロデューサー、モフセン・ラジャプールの下で、2006年のベストセルCDに選ばれました。今回もまたラジャプール氏のプロデュースの下、全作ベンヤミン自身の作曲によるアルバムが完成。前作がイラン人受けしそうなアップビートのテクノ・ダンスチューンが中心だったのに対し、今回はミディアム・テンポのしっとりとした曲を多く歌い上げています。ポップスターであるからして、一般のイラン人に受け入れられるよう、「言葉遊び」も充実していますが、よくあるつまらないラップに陥ることなく、相変わらずの「詩心」を垣間見せる(作詞は本人ではありませんが)、絶妙なる韻を踏んだ歌詞の曲もいくつか含まれています。
トータル41'56''の中で、17曲を収録しているので、小品が多くはあるのですが、飽きさせないためにはいいのかも・・・(古典の大作志向とはえらい違いですね。あくまでも曲の「長さ」に関して言ってます)
よくあるイランのポップスのようでいて、やはりどこかが飛びぬけて洗練されている、それがベンヤミンの作品。
声も美しいですしね・・・

イランに活動の拠点を置くというハンディを背負いながらも、海外のメディアからも注目を集め、海外でのライブもしばしば行っている、イランでは稀有な存在のポップス歌手だと思います。全作もそうだったと思いますが、今回も曲タイトルを始め、全ての部分に英訳が付いているところからも、イラン国内だけの販売を目指していないことが伺えます。
今から友人と予測していますが、今年のベスト・セルCDの栄冠も、おそらくベンヤミンの頭上に輝くことになるでしょう。(あ、でもあくまでもイランのポップスですから、他の国のポップスに比して、圧倒的に面白みに欠けますからね!)

Benyamin Bahadori 88(2009/Ava-ye-Nakisa&Taraneh Sharghi)

そして、ベンヤミンに関する小話(自慢話??)
ナーゼリー氏に続き、ベンヤミンも我がご近所さんであることが判明。
尤も、ナーゼリー氏は、アメリカにも家を持っていて、イランと行き来する生活のようですが。
(冒頭に挙げた我が友が、よく有名人を見かける人で、「ご近所だよ!」って教えてくれました)

〜前回の「テヘラン(音楽?)生活」への補足〜
「ジプキンがどうの〜」という話を書きましたが、外国のポピュラー音楽に関しては、許可が出ている出ていないという話は抜きにして、以前に比べ販売に対する規制がずいぶんゆるくなっている模様。道端でのコピー品の販売も、以前は短時間というケースが多かったものの、最近は昼間から堂々と売られている。
但し:言うまでもありませんが、ベンヤミンの作品はちゃんと指導省の許可を得て、正規の販売ルートに乗っかった商品です。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
復活されていたんですね!ごめんなさい、気付きませんでした.....。
イランのポップス、たまーにTVで観ます。といっても、イギリスかドイツかから放送されているチャンネルなんで、女性も露出バリバリのヨーロッパ系の方ばかりですけど。トルコポップもそうですけど、どこかエキゾチック東洋テイストですよね。
イランを拠点にポップミュージックって、何だか不思議。ルックスもイランっぽくないし。(って、私相当に間違ったイランのイメージ持ってるのかも)

ところで、イスタンブル&アテネの音楽事情、楽しく拝読致しました!あぁ、私もライブ行きたいなぁ。子供、どうにかなるといいんですけど。住んでいても、行動範囲が限られるって、悲しいです。
yokocan21
URL
2009/04/30 16:35
ブログ再開をお知らせしていないままでした。すみません。でも、こうして遊びに来てくださってありがとうございます!
そして、イスタンブルではお会いできず申し訳ありませんでした。次回はぜひお願いします。
へ〜、yokocanさん宅でもペルシャン・ポップスの番組をご覧になってるんですね〜。イランではそもそも女性ポップス歌手は在りえないので、物足りないんですよ。ポップスはやはり女性に限ります!(そう?)
イランを拠点にしている男性ポップス歌手は、けっこうたくさん居て、皆見かけは完全に西洋化しています。かっこいい人もたくさん居ますしね(イラン人って「美しい」人が多いんですよ・笑)。だけど、音楽に関してはいずれもあまりおもしろくありません。それはもう、トルコのポピュラー音楽の方が断然上です。
イスタンブルでのライブ、行けるといいですよね〜。でも開始時間も遅いし、小学生のお子さんがいらっしゃると、それはどうしても無理な話ですよね。音楽が好きなyokocanさんには、ぜひイスタンの夜を探検していただきたいものですが・・・
elly→yokocanさん
2009/05/01 17:06
アメリカとイランを行き来しているポップスターですか!?

知らなかった・・・・。

いやはや、勉強になります!というか、勉強します!
さっそく、探しに行かなくては(^^)v
マーク
2009/05/07 19:54
こんなところにまでコメントして頂いて・・・
あ、アメリカとイランを行き来しているのは、ポップスターの彼の方ではなく、クルド音楽の巨匠シャフラーム・ナーゼリー氏の方なのですが(解りにくくてごめんなさい!)、ベンヤミンもヨーロッパ等でライブを頻繁にやっていますよ。
ちなみにアメリカのロスにはテヘランジェルスと呼ばれるイラン人コミュニティがあり、そこから発信される音楽は、ペルシャお馴染みのテクノ・エレクトロ・ポップです。
elly→マークさん
2009/05/08 03:20

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