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zoom RSS イランでもピクニック?・・・&キャンピング

<<   作成日時 : 2008/06/30 15:53   >>

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画像昨日アンカラの「ピクニック事情」(笑)について書きましたので、ついでに今日はイランでのピクニック事情について書こうかと思います。「ついでに」って書きましたが、実はこれ、ず〜っと前から書こう書こうと思っていたものの、今まで書かずに暖め続けてきた(笑)ネタなのです。

さてさて、イラン人はアウトドア好き。これ、実際イランに住んだ人や、短い期間の旅行で訪れた人でさえ、すぐに気付く事実です。家の中で家族や友人同士でお茶を飲みながら何時間もお喋り・・・アウトドアだけでなく、インドアも大好きなイラン人ですが、要するに人が集まってワイワイお喋りするのが目的なんだと思います。
こんな風だから、何かにつけてお茶や軽食を持ってピクニックに出かける彼らの姿自体は、想像に難くないのですが・・・

話題にしたいのは、彼らが実際にピクニックをする場所。
もちろん、普通に公園や川原で・・・というパターンも多いのですが、圧倒的に目に付きやすいのが、車の往来が多い道路、広場の真ん中。道路と書きましたが、これ街中の道端だけではなく、幹線道路や高速道路の脇!でさえ、彼らは場所さえあればすぐにシートならぬ絨毯を広げ始めてしまうのです!↓
画像

6月の初頭、ホメイニー氏の命日の関係で祝日扱いとなっていたある日、私はイランを訪れていた碧さんとふたりで、イラン北部へとバスで向かいました。その際、5時間で着くはずの場所に、なんと20時間近くもかかってしまうという事態に陥りました。詳しい理由や事情はここでは書けないのですが、それは、テヘランから北部へ向かう道路が完全に閉鎖されてしまったことによって生じた事態だったのです。ストップしていた時間は数時間というレベルではなかったと思います。おそらく5 〜6時間か・・・。最初はノロノロなりと進んでいたのですが、しまいには完全ストップ。運悪くストップした場所は、街灯さえない山の中で、周囲にはトイレやお店も勿論のこと全く無い状況。バスの中で大人しく待つしかないか・・・と、悲観的になっていた私でしたが、前後の車に乗るイラン人たちときたら、なんと、車がストップした途端、わやわやと車の外へ繰り出し、道路脇でお茶の準備を始めるではないですか!もちろん、こういった事態に陥ったことについてはひととおり苦情・文句を並べ立てます。・・・が、すぐに開き直って(?)、ピクニックの準備を始めるなり、車の中で寝る体勢に入るなり、大人しく(いや、ある意味積極的に・・・か?)事態に身を任せてしまうのです。驚いたことに、ピクニックどころか、中にはテントを張り始める人まで。
イランではバカンスに出る場合、テント持参で行く人が圧倒的に多い模様。というのも、ホテルの数が決して充実しているとは言えないイランで、増してや今年に入って外国人料金が取り払われ(イラン人にとって)ホテル滞在費が値上がりしたイランで、祝日中にホテルに泊まるのは容易ではないため、野宿をする人が多いということ。なんと準備万端なことか!それに、イランではいつ何が起こるかわからないゆえ、旅行中は急の事態に備えて準備を怠らないのが正解。以前、飛行機が遅れるという話を書きましたが、それは陸路でも同じこと。
確かにいつ動き出すかわからない車の中で、あるいはいつ目的地に到着するかわからない状況で、イライラして待つよりは、さっさとその日の野宿場所を決めてしまった方が正解なのかも・・・。碧さんと「イランの旅はテント持参じゃないとね」、という結論にこの夜達したのでした。

この夜のエピソードは極端な例としても、ピクニック同様、イラン人にとって、キャンプがごく身近なものであることを書かなければ・・・と思います。
これまたキャンプをする場所についてです。
もちろん、キャンピングスペースのようなものも存在するようなのですが、彼らがテントを張る場所の多くはこれまた道路脇が圧倒的に多い。え?こんな空気の悪くてうるさい場所でキャンプやっても全然バカンスにならないんじゃ?と思うのですが、彼らはテントを張った脇で、車の往来を横目に嬉々としてBBQや料理に勤しんでいます。当然のことガスボンベも持参。
そして、ノウルーズ(新年)の休みの時に驚かされたことなのですが、バカンスでごった返すイラン・アゼルバイジャン国境の街では、なんと駐車場にまでテントが張られていたのです。↓車の数よりテントの数の方が多いのではないかと錯覚してしまうほど。
駐車しようと右往左往する車そっちのけで、テント張りに勤しむ人たちの姿がなんとも可笑しかったのを強烈に覚えています。
画像

いやはや・・・なんとも逞しい人たち。
同じことは、ホメイニー氏の命日を前にテヘランの南にあるホメイニー廟に、地方から集まる人々の姿にも見られました。トップの写真は、ホメイニー廟の周囲にところ狭しと張られたテント群なのですが、なんとホメイニー廟の傍にある納骨堂ならぬ、家族の墓のある建物の正面がキャンピングスペースとして開放されていて、ひとつひとつの廟の前に「ここはどこどこから来た人たち専用のスペース」と、場所取りのための張り紙までされているのです。↓なんだか日本の花見シーズンを思い出してしまった私でした。
画像


で、今日の日記で何が言いたかったかというと、イラン人たちの逞しさ、特異な習慣についてもそうなのですが、イランの安全性について、ですね。残念ながら写真はないのですが、広場のど真ん中で仰向けになってぐっすり眠りこけている人の姿も日常的に目にしますし、第一あらゆる場所でキャンプをしても危険がないって、世界中見渡してもこんな国殆どないのではないかと思うのです。
イランが安全だって言って、どれくらいの方が納得してくださるかはわかりませんが、こういった事実も、イランの一側面としてお伝えしたく、長々と書いてしまいました。
もちろん、安全性だけを強調するつもりもありません。比較的安全な国だからと言って、油断をして何をやっても良いというわけではありませんからね。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
テントがとてもカラフル!
イラン人はアウトドア好きなんですねぇ。そういえばヨーロッパもキャンピングカーの旅行が多いですよね。意外と屋内に籠りたがるのは日本人くらいなのかも。
wacky
2008/06/30 19:21
そうなんだよね〜。カラフルな上に子ども用(?)のテントまであってサイズも豊富。
ああ、確かに家に籠もるのが好きな人の割合、日本人は多いのかも。こちらでは遊牧民族の遺伝子がアウトドア+キャンピングに人々を駆り立てるのか?一方、私も不眠でどこででも眠れるわけでもないくせに、外で寝るのが好きなのです。この夏は蚊に刺されながら外で寝るわよ(笑)!
elly→wackyちゃん
2008/06/30 22:12
お久しぶりです!
どこでもキャンプをしてしまうイラン人、面白いです。現地人がテントを貼っている所は安全なエリアなのかもしれないですね。
ビニールテントといえば、隅田川沿いに暮らす日本のホームレスを思い出すのですが、イランのホームレス(いるかどうかわからないけど)も普通のイラン人のように驚くような場所にテントを張って生活していたりするのかしら?
karima
2008/07/02 23:53
お久しぶりです!karimaさんはこの夏もチュニジアですか?
イラン人のキャンプ好きにはほんとうにビックリです。
イランのホームレスについて。私は良く解らないのですが、他の国に比べたらイランのホームレスの数って圧倒的に少ないと思います。もちろん、全くいないわけではないと思いますが。でも、家賃が急激に高騰している現在、ひょっとしたらこの先、ホームレスも多くなってくる可能性もあるのかも・・・。
elly→karimaさん
2008/07/04 16:16
イランでピクニックが盛んなのには理由があったんですね。絨毯を持ち出してのピクニックはくつろげますね〜!
 わたしもやってみたらとてもシートより良かったです。それにしても、一人用テントの数がすごいですね。
miriyun
URL
2009/05/07 02:33
『地球散歩』のリンクから来てくださったんですよね。ありがとうございます。
そうそう、絨緞をシート代わりにって持ち運びは大変ですが、断然快適ですよね。miriyunさんは日本で試されたのでしょうか。日本でやると少しビックリされそうですが、ぜひ日本でも広めたいですね〜。
テント、カラフルだし密集具合がすごいですよね。こんなに知らない人同士が近くでキャンプして気にならないのだろうかと思いますが。
miriyunさん、遅ればせながらこちらでも『写真でイスラーム』にリンクを貼らせて頂きますね。
elly→miriyunさん
2009/05/08 02:26

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