旅の途中ではありますが、今日は写真をメインに旅の中間報告を。ここのところ「旅ブログ」の様相を呈している当ブログ。旅話に関心がない方には申し訳ないのひと言ですが、何せ今年に入って実生活が旅続きなため、他の話題がなかなか提供できないのです。(気づけば今年に入って、なんと4月以外は全て旅に出ていた!) さて、イランに住むようになってから、ブログのTOPに「現在「詩とバラの国」イランより、「ペルシャ通信」配信中」と唱っていますが、詩については一度簡単に書いたことがあるものの、薔薇についてはまだでした。 5月と言えば薔薇の季節。そして、イランは薔薇のふるさと。 今回のイラン国内の旅は、薔薇の美しい季節を堪能するため、という目的もありました。 現在、『地球散歩』仲間の碧さんがイラン訪問中、そして先日までは、かつてのアラビア語学習仲間ふたりがイランに滞在し、一緒に旅をしていました。 今回も行き先はエスファハーン、シーラーズ、ヤズドなど有名な観光地、そして「薔薇博士」の碧さんが加わってからは、薔薇が有名なイラン中部の都市、カーシャーンへと向かいました。今日は、そのカーシャーンと周辺の村の薔薇の風景をお届けしたいと思います。 とは言ったものの、実は今年のイランは春先に降るべきだった雨が全く降らず、水不足に苦しんでいる状態で、薔薇の生育状況も今ひとつだったらしく。そして例年より早く夏が訪れそうな気配の現在、すでに薔薇の最も美しい季節は過ぎてしまっていたという少し残念な状況でした。今年は例年より薔薇が咲くのが早いのではないか・・・と、テヘランの街中を見ているだけでも薄々感じてはいましたが、南部のシーラーズにいたっては殆ど終わりかけの状態。薔薇がこの旅の主だった目的であった碧さんが本当に気の毒でした。 しかし、カーシャーン自体は想像通りとても美しい街でしたし、イランの近代詩の詩人ソフラーブ・セペフリーの詩(自然神秘主義詩のイランでの確立者と言われる)にも詠われた詩情溢れるオアシス都市。大きくも小さくもない適度な規模の街に散在するモスクや庭園では、未だ、薔薇の芳しい香がふと漂ってくる瞬間がありました。 ![]() カーシャーンのバーザール内にあるバラ水屋。素朴なガラス瓶に詰められた新鮮なバラ水。ディスプレイもイランとは思えない(笑)美しさ。店内には女性客がバラの香水を求めて群がる。 ![]() 同じバラ水屋のショーウィンドウ。ピンクを基調に上手くまとめられたディスプレイは、これまたイランのものだとは思えない! 毎年カーシャーン近郊の村々で開かれる「バラ摘み祭り」のポスター。しかし今年はバラの生育状況の悪さにより、バラ祭りは催されなかったと聞いていたのだが・・・ カーシャーン近郊のバラの里ガムサル村にあるバラ水工場主のバラ園にて。バラの季節も終わりに近付き、殆ど花は摘み取られてしまった後だったが、ほんのわずかに未だ蕾のままの状態のバラも残っていた。標高が高く、ひんやりとした早朝の空気の中、朝露の降りたバラ(ゴレ・ムハンマド)の淡いピンクの花びらから漂ってくる芳香に酔う。「満開の時季の満月の夜に訪れたら、辺り一帯がバラの芳香に包まれるでしょうね」と、碧さん。次回は満開の月夜に来てみたい・・・ Nさんのバラ水工場を見学。摘み取られたばかりの新鮮なバラの花びらを蒸留器に注ぐ。出来上がりまでに4〜5時間を要するそう。ここではバラ水入りの紅茶を頂き、出来立ての新鮮なバラ水とバラの花びらを購入。 カーシャーンからガムサル村に向かう車道も、鮮やかな配色のバラに彩られていた。 カーシャーン郊外に位置するフィーン庭園内にある天井画。こちらもバラの模様?そしてボルボル(夜鶯)?の姿も。今の季節、我が家の隣家の庭でも毎夜、ボルボルが美しい歌声を聞かせる・・・ 全てがバラ色に包まれたアブヤーネ村(カーシャーンから約70km南東の山間の村)の路地にて。かつてゾロアスター教徒が多く住んだこの街では、いまだその名残を村の人々の服装に留めており、女性たちは白地(白はゾロアスター教徒にとって神聖な色)に可憐な小花模様(バラ)のスカーフと衣服を身に纏っている。夕暮れ時に訪れたら、村は燃えるような太陽の赤に包まれていることだろう。 |
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わ〜い、旅の途中レポ&とっても素敵な写真をありがとう〜☆写真から香りが漂ってくるような感覚、初めてでした〜^^ |
yuu 2008/05/31 20:24 |
お返事が遅くなってしまいごめんなさい! |
elly→yuuさん 2008/06/06 20:42 |
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