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zoom RSS イランの暦と断食

<<   作成日時 : 2007/09/26 22:44   >>

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画像昨夜は中秋の名月ということで、日本にいる数名の友人からメールを頂きました。ブログでも何度も書いている気がしますが、私は日頃から空を見上げ、月を愛でるのが習慣化しているので、こうやって季節の移り変わりを知らせるメールを頂くのはとても嬉しいことでした。ブログ上でも改めてお礼を申し上げます。
さてさて、今日はその月にちなんだ話題。今月13日からラマザーンに入り、それからしばらく経つのでこういう話題もそろそろ入れなきゃ、ということで。

ご存知のように、ヒジュラ暦(イスラーム暦)は月の満ち欠けに基いた太陰暦を採用しています。ちなみに今日は、ヒジュラ暦1428年ラマザーン月(アラブではラマダーン月・9月)の14日目です。
これとは別に、イランにはイラン暦なるものが存在します。このことは、以前もノウルーズ(イランの新年)という記事や新年と言っても・・・という記事に詳しく書きましたので、ご興味がある方はそちらを、あるいはウィキペディアの説明がとても分かりやすいので、ぜひそちらをご覧いただきたいのですが、このイラン暦では、今日は1386年メフル月(7月)の4日ということになります。イランの学校は、このメフル月が進学年の始まりとなります。
勿論、グレゴリオ暦(西暦)も採用しているイランですから、イランには暦が三つ存在することになります。あれ?今日は、ヒジュラ暦では何日だったけ?イラン暦では?と、まだパっと頭に浮かんでこない状態なので、食品の賞味期限をチェックするのでさえ慣れない状態です。
ちなみに、今月メフル月は、実は私のための月なんです!と書いてもなんのことやら分からない方が殆どだと思いますが、私のミクシィ・ネームをご存知の方はどうぞいろいろ想像して楽しんでくださいね!ヒントはウィキペディアの「月名の語源」の中にあります!イラン人にとって、秋分も春分同様とても重要な意味を持つ日です。

・・・と、リンクばかりを貼り付けて、随分怠けた記事になってきていますが、ここからはイランのラマザーン中の習慣について少し書きますね。
ラマザーンの期間中、日の出から日没まで一切ものを口にしてはいけないというのは有名な話ですが、今日の話題は、その一日の断食が終わった後に摂る食事(エフタールافطار)についてです。
モロッコではハリラというスープを摂ることで有名ですが、ここイランでも、やはりスープ系の食事を摂ります。
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↑上の写真は、アーシュ(آش)というスープで、レンズ豆やひよこ豆、細かいパスタを具に、刻んだパセリやディルなどの香草類をたくさん入れたヘルシー・スープ。これ、一度食べたら病みつきになります。このスープは、ラマザーン期間中以外にも食されます。ちなみにトップの写真は、我が家の近所のアーシュ屋の前で、エフタールのスープを買うために列を作る人々。店の中では、日中から準備していた大鍋いっぱいのスープを、店員さんが忙しく売りさばいていました。このアーシュ屋、我が家の近所の人気店らしく、ラマザーンに入った後、毎日夕方5時半ごろともなると、店の前には25mほどの長い列が出来ています。お店にも使い捨て用のプラスチック製の容器が置いてありますが、多くの人は自宅から鍋を持参してきます。本当は、お店の中の様子が分かる写真や、列に並ぶ人々の様子など、ちゃんと写真に撮りたかったのですが、あまりに多くの人に見つめられて、いつも緊張してうまく撮影ができません。ラマザーンの期間中に、あと数度トライしてみようと思います(笑)。もし良い写真が撮れたら、こっそりすり替えようと思ってます(笑)。
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↑は、ハリーム(حليم)というスープ・・・というか、お菓子に近い?もの。私は実はこの食べ物がとても苦手です。好き嫌いが殆どない私にも苦手なものが存在しました。
ハリームは、七面鳥!で出汁を取ったスープに小麦粉でとろみをつけ、シナモンと胡麻を振りかけた(やはり)スープ。余談ですが、ペルシャ語では七面鳥のことをブーガラムーン(بوقلمون)と言います。この響きがなんとも可愛くって気に入っています!

さて、アーシュとハリーム。どちらもけっこうへヴィーで、断食明けに食べるのには胃に負担がかかり過ぎるんじゃないかっていつも思うのですが、断食明けの食事ってどこの国も決まって重いものが多いんですよね。

ちなみに、イラン人は断食を行っていない人がけっこうな割合でいるように思います。昼間から街中で堂々とペットボトルの水をがぶ飲みしている人もたまに見かけます。
王政の時には自発的に断食していた人たちも、イスラーム革命後はさっぱりやらなくなった、なんて話も一部聞きますから、皮肉なものですね。



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コメント(4件)

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スープなんてものも家庭で用意しないで
買うんだね。
スープ屋さんなんて商売があるんだ。

ラマザンの期間中だけ繁盛するのかな?
mondo
2007/09/28 14:09
ラマダンの時の食事が楽しみで、ラマダンを待っているイスラム教徒がいるようで・・・ご馳走というわけではなさそうですが。
筑紫万葉
2007/09/28 19:55
スープ屋の前にラマザーン期間中並んでいる人たちの多くは若者です。主婦は殆ど家で作っているのではないかと思います。時には家族連れで並んでる姿も目にしますが、若い男の人が買ったスープをその場で啜っている姿をよく見かけますよ。でも、エフタールの後にスープ屋に並ぶのは儀式みたいなものなのかも・・・。
elly→mondoさん
2007/10/03 20:55
一日の断食の後の食事はさぞや楽しみでしょうね。エフタールの後の食事は今回挙げたようなへヴィーなスープや高カロリーなスウィーツ類が多いかもしれませんが。ラマザーン月が終わった後のご馳走がどんな風なのか今から楽しみです♪
elly→筑紫万葉さん
2007/10/03 20:57

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