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zoom RSS ノウ・ルーズ(春分)の宴

<<   作成日時 : 2007/03/22 02:03   >>

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画像昨日は、ペルシャ文化圏のお正月にあたるノウ・ルーズでした。昼と夜の長さがちょうど同じになる春分が、イスラーム以前のペルシャ文化を残す地域ではお正月となります。ノウ・ルーズに関しては昨年、神話を絡めた記事を書きましたから、ぜひそちらをご参照いただきたいと思います(ジャムシードの神話)。

昨夜はノウ・ルーズに関連して、各地で様々な祝いの催しがあったようです。
私は、昨年は高円寺のペルシャン・レストラン、Bol Bolでの宴に参加。ペルシャのお正月の特別な飾り「ハフト・スィーン」などが飾られ、イラン人たちが踊って騒いでで盛り上がり、なかなか本場さながらの雰囲気を味わえたと思います(gen-chanさん、去年はありがとうございました)。これまた去年の記事にハフト・スィーン(の一部)の写真をUPしておりますのでご参照いただければと思います(Bol Bolのハフト・スィーン)。今年は、ある方からお誘いいただき、イランではなくアフガニスタンのお正月の祝いの場に足を運びました・・・とは言っても、アフガニスタンのお正月らしいことをしたというわけではなく、美味しいお食事やお酒を楽しみながら、アフガニスタン音楽のライブを聴くという宴です。そう、とうとう「アラビーな日々」を抜け出しましたよ、私。

場所は、東中野にあるPAO COMPOUND ビル 9Fに再オープンしたバー。その名も驢馬駱駝。1Fは、PAO caravan saraiという中央アジア風のレストランとなっています。どちらも同じ会社が経営しているようです。そして、9Fのバーのオープニングがちょうどノウ・ルーズにあたるということで、昨夜こういう催しをする運びとなったようでした。
このバーですが、壁面の多くの部分がガラス張りになっていて、さらには天井がパオ(中央アジアやモンゴルの移動民のテント)を真似た透明のドーム状になっているので、横を見れば新宿新都心が、上を見れば星空が仰ぎ見れるという、なかなか素敵な演出がなされている空間なのですよ。

そして、肝心のアフガニスタン音楽の演奏は、アフガニスタン・ルバーブ(佐藤圭一さん)、うた(慶九さん)、タブラ(立岩淳三さん)、ダルブッカ(やぎちさとさん)、それにアル・カマラーニのMAHAさんのベリー・ダンスが入るという編成でした。ユニット名は(MAHAさんは抜きで)、「バハーレ・ヌール(ペルシャ語で「光りの春」)」。

以前、えひ山さんがご自分のブログで(すみません、いつの記事だったか見付けられない・・・)、バハーレ・ヌールのライブの感想を書かれていた際に、確か「草原の風を感じた」と表現されていたように記憶するのですが・・・(あれ、違ったかな)。昨夜も、佐藤さんのルバーブがかき鳴らされた瞬間、中央アジアの草原を渡る、砂を孕んだ緑色の風が吹き抜けた気がしました。激しくかき鳴らされるルバーブ。その迫力に息を飲み、野趣溢れる音色には、風のうねりのようなものを感じさせられました。
「うた」の慶九さんは、内省的なペルシャ音楽、トライバルなアフガン音楽、得意とされるインド古典と、緩急自在、変幻自在に、声を旋律に乗せていきます。お風邪を召されていたとおっしゃってましたが、そんな風にはとても思えない力強い歌声で。それに、力強い反面、とてもスピリチュアルな美声で、ルーミーの詩を載せた曲など、なんとも瞑想的でした。
ダルブッカとタブラという編成のリズム隊もとても魅力的でした。私はリズムにとても疎いので、ろくな表現ができそうにないですが、ダルブッカの乾いた音とタブラの複雑で絡みつくような音色が、互いに競っている様でいて、自然に溶け合ってる様がとてもすんなりと身体にしみ込んできました。

この4人の組み合わせに、ネイが加わった演奏もきっと素敵ではないかしら?と想像。
うん、ぜひ聴いてみたい。

そして、MAHAさんのダンス。私は普段、ベリーダンスもフラメンコも、どちらも踊りそのものにはさほど興味がなく、むしろそのために演奏される音楽の方にばかり神経が集中してしまうのですが、MAHAさんのダンスには知らず知らずに惹き付けられていました。とにかく大迫力。アンコールでいつ果てるとも知れない旋回を見せて下さった時には、息を呑み、じっと見入ってしまいました。多くの生徒さんを抱えるMAHAさんのダンスには、華やぎという言葉もさることながら、やはり「迫力」という言葉がぴったりくるように思います。

そして、この日は2000円で食べ放題・飲み放題&演奏付きという、超お得感がある料金設定だったのですが、お料理、かなりおいしかったです。案内には「軽食をご用意」なんて書かれていたのですが、なんのなんの!肉も野菜も充実して、たっぷりメインとして食べられるような内容でした。
料理の種類は、どんな風かと言いますと、1FのPao caravan saraiでは、私は10年くらい前に一度食事をしたことがあり、普段はヒツジ肉を中心とした遊牧民の料理風のメニュー設定になっているかと思います。昨夜も、キャバーブやヤギ・チーズの類の遊牧民風の料理は出ましたし、とにかくナーンが美味しかったです!わりと焦げ目をしっかりと入れた香ばしいナーンで、何枚でも食べられそうな、油を使っていないあっさり味でした。
これはぜひ別の機会に1Fに食事をしに来なければ損!と思わせられましたよ。

ふわ〜、眠くなったので、今夜はこの辺で。
あまりに眠いんで今日は語彙が貧困です・・・。

それでは・・・
ペルシャ文化圏の皆様、遅ればせながら
!سال نو مبارک
サーレ・ノウ・モバーラク! (新年、おめでとうございます!)

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コメント(7件)

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とってもよい演奏だったね。

でも店のおやじにはむかつきました。
あれでプロかよ。

あと僕はMAHAさんはピンとこなかったなぁ。
あのひとは大御所なの?
もっと綺麗だったり楽しいダンサーは観たことあります。

そう慶九さんとは仲良しになれました。
31日に壮行会で最後の歌が聴けるチャンスがあるようです。
いかがですか?
mondo
2007/03/22 11:07
うわ〜。どう答えていいかわからないような、辛口コメント(笑)。何にそんなにむかついたんだ??お店自体のサービスはかなり良かったと私は思うけど。私が連れて行った友も、みな満足して帰っていったんだけどなあ・・・。
ベリーダンサーについては好みの問題があるよね。私は、周りではあまり話題になってないけど、ひとりとてもお気に入りのダンサーがいます。やはり彼女も繊細さや美しさというよりは、激しい踊りをする方なんですが。あと、以前MAHAさんを拝見した時は、アレンジの効いたかなり楽しいステージをされていたよ。昨夜は音楽の特徴を考慮し、あくまでミュージシャンを立てていたということではないのかなあ。
慶九さんとはお話できて良かったですね。それに、また彼女の歌を聴けるチャンスが出来てよかったじゃないですか!
elly→mondoさん
2007/03/22 13:58
バハレ・ヌールのかっこいい意味を知ってにんまりです。
MAHAさんは今まで見た中では(いくらも見ていませんが・・)最も動きが安定しているように思いました。芯ができているというか。

過去記事見つかりにくかったですか、すいません(汗)いちおうブログ内検索を設置してはいるんですがときどきひどく重かったりするんですよね。
えひ山
2007/03/22 18:46
補足:今まで見たベリーダンサーさんの中では、の意味です♪
えひ山
2007/03/22 18:47
実は、今回このイベントにお誘いを受けた時には、このユニットがバハーレ・ヌールであることには気付いていませんでした。演奏の前にユニット名を慶九さんがおっしゃられて、ああ!この方たちが!と思った次第。えひ山さんのブログで昨年拝見して、とっても気になっていたので、今回聴く事ができてとても嬉しかったんですよ。えひ山さんは確かメンバーのどなたかと直接お知り合いでいらっしゃいましたよね?
過去記事、見つけられなかったのは、単に私の探し方が悪かったんです。すみません。
MAHAさんは、えひ山さんがおっしゃるとおりだと思います。やはり人に教える立場でいらっしゃるから、きちんとしたフォームを持った方なんだろうなと思いました。
elly→えひ山さん
2007/03/23 01:19
春分の日、だったんですね。
よく海外では「日本もカレンダーが違うのか?」と
尋ねられますよね。

アフガニスタン、昔唯一のアフガニスタンレストランと
お店がオープンした時に誘われましたが逃し・・
それ以来行く機会がありませんでした、が
アフガニスタンへ行った仲間が
現地からピスタチオを持ってきてくれ かなり美味しく
びっくりしたのを今も覚えています
(やはり私にとっては食中枢が強いようで・・笑)

普段惹かれないダンス(こちらも私のかなりな興味事項・笑)も
にひかれる、というのもいいですね。
そういう時、どうしてだろう??ときっかけ
うんちくを考えるの結構好きです。
go2rumania
URL
2007/03/31 10:36
お返事がすっかり遅くなってしまって本当にすみません。またしても、病で床に臥しておりました。そうこうするうち、折角コメント頂いてたのに、春分が季節外れのお話になってしまいましたが。暦と言えば、ルーマニアは復活祭の季節ですね。
go2rumaniaさんがおっしゃる唯一のアフガニスタン・レストランとは、神田にあった「カブール食堂」のことでしょうか。友の話では、このレストラン、なくなったらしいです。私、けっこう好きだったのでショックです。
それにしても、go2rumaniaさんのお仲間は、アフガニスタンに行かれた方もいらっしゃるのですね!普段あまり触れる機会がない文化に触れると新鮮でいいですね。ノウルーズは、イラン・アフガニスタンだけでなく、ペルシャ文化が残る地域では祝われています。都内で触れる機会があるノウルーズで他にどんな国のものがあるかは知りませんが(あ、でも確かクルドの祝いも都内か近郊であると聞いたことはありますが)、次回はまた別の国のものに触れてみたいなあ。。。
go2rumaniaさんはダンスもお好きなのですね〜。
elly→go2rumaniaさん
2007/04/08 16:30

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