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zoom RSS ラマダンの夜〜第二夜〜

<<   作成日時 : 2006/10/07 18:07   >>

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第二幕、グナワ・ディフュージョンの登場は、なんと客席後方から!
チャチャカチャチャカ♪と鳴り響くカルカベ(鉄製カスタネット)を連打(総勢5名で演奏。うち1人は太鼓担当)しながらのステージへの行進!ガンドゥーラ姿で、先に長い房の付いた帽子を被ったお兄さんがカルカベのリズムに合わせながら頭を器用にぐるぐる回しつつ練り歩き、ここはマラケシュのジャマ・エル・フナか?と,、思わず錯覚しそうな勢い。既に客席はヒートアップ。

ステージにたどり着いて第一曲目は(確か)「アルジェリア!」の叫びを連発する「Algeria」という曲だったかと思います。(もうかなり記憶が曖昧で・・・)。普段このバンドはドラム・キーボード・ベースも加えての編成のようですが、この夜はドラムセットなし(パーカッションはラテン系の打楽器とダルブッカでした)というアコースティックな編成。そして当然、それにゲンブリ(箱型木製3弦ベース)が加わり、あとはエレキ・ギターとフォーク・ギターを持ち替えて演奏するメンバー(先に述べた房付き帽を被ったお兄さんです。この人、風貌に似合わず?ギター超ウマ!)ひとりという構成でした。

それにしてもゲンブリを激しくかき鳴らしながら歌うVo.のアマジーグ・カテブは、キラキラしたカリスマ性を備えていました。反体制的で社会派の、直接的な歌詞を歌うVo.ということで、どんなギラギラした人かと思ってたら、その強烈な歌詞とはうらはらに、終始くしゃくしゃの笑顔を振りまきながら、サービス精神旺盛なパフォーマンスを披露する。その上、かなりの歌唱力。
いや、UPLINKでの予習でもちらっと映像は観ていましたから、彼が「カワイイ」人であることは分かっていましたが、もう、これは、完全に「ツボ」ですよ!!
惚れましたよ、アマジーグに!・・・というか、いったい何人の女性がこの笑顔に騙されたんでしょーねっ!

余談ですが、私がグナワ・ディフュージョンというグループを知ったのは、2001年発売の
「Tea in Marrakech」というマグレブ音楽のコンピ盤に、「SABRINA/GAZ NATUREL」という曲が収録されているのを聴いたのがきっかけ。で、この曲を聴いた時点では、正直私はなんの感慨も抱くことがなく、その後、このグループに対する興味も特別芽生えることがありませんでした。当然、彼らのCDを買うこともなく時は過ぎていきました。
が、先月、粕屋先生のお話を伺ってから、急激に興味が芽生えたんですねー。
それからようやく来日記念盤「スーク・システム」を聴いたわけです。
それでも実を言うとグナワという音楽自体は、私に「聴く」音楽として訴えかけてくる部分は少なくて、どちらかというと、アマジーグ・カテブの政治的な姿勢とか、グナワ以外の部分、ロックであったりシャアビであったりする音楽性の方にとても魅かれていたのです。

で、その何の感慨も抱いていなかった「サブリナ」もこの夜登場(私の大雑把なメモ上では4曲目)。この曲はグナワではありませんが、イントロがグナワ色が強くって、ゲンブリがフィーチャーされてて、わりとアフリカ〜ンな匂いがする曲(ちょっと砂漠のブルースっぽい)。
曲調的には3曲目?に演奏されたフレンチ・テイストの強い「Match Bettikh」という曲の方が断然好きだったりするわけですが、「サブリナ」で彼らが発したエネルギーにまんまと捉えられた感じです。ライブの方が数倍かっこいい!
そうそう、「Match Bettikh」のようなちょっとメロウな曲で耳に心地よく響いてきた、ギターとミニ盤ウードを足したかのような不思議な形状の弦楽器(私は楽器のことが分からないので、形から勝手にウードがミックスされた楽器だと思ったところ、えひ山さんはさすがに細かいところを見ていらして、ウードと違って背中がフラットだということを指摘されました)、私はこの楽器の奏でるちょっと中世風の響きがとっても気に入ったのです。何の楽器なんだろーなーと気になっていたので、昨日クアトロにいらしたサラーム海上さんにお尋ねしたところ、「マンドリュート」というのだそうで。すっきり!ちなみに音はブズーキに似ています。

「サブリナ」まで終わった段階で、それまでステージ向かって右側にいたアマジーグが左側へと移動し(左端にいた私は当然のごとく大興奮!)、それまでステージ向かって左手でカルカベを鳴らしながら不思議なステップを踏んでいたのっぽなお兄さんが、ステージ右手でゲンブリを構えました。
実は、ゲンブリはステージ左と右両方に備えられていたのですが、アマジーグいわく「It's a big little technical problem」により、左手にあったゲンブリが使えなくなったようなのです。
というわけで、アマジーグは左手に移動し、カルカベを手に持ちました。のっぽなお兄さんに合わせてセットしてあったマイクスタンドなだけに、アマジーグはマイクに届かず、背伸びしていた姿がとてもキュート!(あ、どうしよう、かなり乙女な気分)。そして、文句も言わず、相変わらずの笑顔でスタンドの高さを調節していた彼にますます惚れた!
・・・て、「乙女」ぶるのはいい加減やめにして、本題に戻りますが、本来ならアマジーグ+のっぽなお兄さん(Abdelaziz Maysourさんっていうんですね)のツイン・ゲンブリとなるところだったんですねー。残念!

ここからのステージは怒涛のグナワの嵐!
メインVo.は、ゲンブリを持ったのっぽのアブドゥルアジーズさんが取り、他の全員でコーラスをします。パーカッションの人もギターの人もカルカベに握り替え、両手でチャチャカチャチャカ鳴らしながらステージ中央に横並びになってステップを踏み踏みパフォーマンス。横揺れがなんともかわゆいです。
グナワが好きかきらいかは別として、このステージ、純粋に楽しい♪
儀式で演奏されるようなトランス音楽としてのグナワは、私にはこの夜感じられなかったのですが、ステージ・パフォーマンスとしては最高です!
あのー、えひ山さん。私、もうドリフにしか聴こえなくなっちゃいましたよ(笑)。

そして、ラストは最も期待していた曲、「Ombre-elle」で、しめっ。
例の、マゾヒスティックとも受け取れる歌詞がある曲ということで、フランス語はあまり分からない(特に隠語は分からない!)ながらも、耳を澄ませて一生懸命聴いていました。
すると、アマジーグは、歌詞に「Tokyo」という言葉を滑り込またではないかっ!
勘の良い私は(←自分で言うな!)、これは絶対、例の部分をすり替えたな!と思っていたところ、後日粕谷先生のブログで確認!やはり!
う〜ん、なんとサービス精神旺盛なっ(この歌詞で「サービス精神」と呼んでいいのかは分からぬが。興味がある方は、粕屋先生の当該記事を読まれてみてくださいね)
細部に渡ってのエンターテイナーぶり、父親譲りの思想家でありつつもアイドル性さえ兼ね備えるアマジーグ・カテブのカリスマぶり(いや、アイドルであるだけなら私はきっと惹かれない!)、そして勿論、グナワ・ディフュージョンの音楽性にやられまくった1時間強でした。

(というわけで、6日も行くはめになった私。6日の大興奮レポはまた後ほど。)

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
結局クアトロまで出かけたんですね。
大満足の様子でよかったです。

現在の僕は正反対のほうを向いていましてU2がブームです。
すっかりひきこもりになってしまいました。
mondo
2006/10/07 20:54
だって、私には間違いなくドリフだったんです…(^-^A;)
このライブ、CDなどでの予習ゼロで臨んだのが大正解でした。CDでは”グナワ以外”の比率が高いそうですが私はまさに「生グナワ」が聴きたい!と思っていましたので。(そういう人が多かろうということであのような構成になったのだと思いますが。)

にしてもアマジーグのカリスマ性はすごいものがありますよね。写真によっては若かりし頃のジョン・ボンジョビのようにも見えます。(笑)
えひ山
2006/10/07 22:09
そう、行っちゃいましたよ、アホですよね。お、U2。Vo.の(あ、音的に゛Vo.の″が゛ボノ″になってる・笑)社会に対する姿勢は、グナワ〜とも共通するではないですか!帰国後ほやほやですから、やっぱアイリッシュですよね。ところで、Celtic X'masとか行かれたりします?今年ルナサが来るんですよねー。
elly→mondoさん
2006/10/08 14:05
ドリフが「アフリカ度が高い」って、いったい何人の方が気付いたでしょうね(笑)。
CDは、確かにラガやロックの部分が強いようです。でも、「スーク・システム」では、「のっぽのお兄さん」が加入したことにより、随分グナワ色が強くなったということだったかと思います。でも、グナワはやっぱCDじゃダメです。生ですっ。
あ、そういえばフェスのパンフの写真はジョン・ボンジョビに似てるかもですねー。
でもステージ降りて無造作に髪を束ねた姿は、むしろ色白のきれいな「お姉さん(お兄さんではなく)」って感じでした。
elly→えひ山さん
2006/10/08 14:11

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