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zoom RSS ラマダンの夜〜第一夜〜

<<   作成日時 : 2006/10/05 16:12   >>

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フェスティバル コンダ・ロータも、今夜のアマジーグ・カテブの早稲田での講演、メルジャン・デデの大阪公演、明日のクアトロでのグナワ・ディフュージョンの公演を残すのみとなりました。
私はそのいずれにも行けませんので、昨夜のBunkamuraでのデデの公演でおしまいとなりました。寂しいなあ・・・とても楽しみにしていただけに、この脱力感ったらありません。
昨日も書きましたが、全てのステージがそれはもう濃かったこと・・・。
おまけに出演者とちょこちょこお話もできたりして、大興奮の嵐の連続で、いまだ平静にレポをできる状況ではないかも。
それに、今月に入ってブログを書く時間の確保もままならない感じなのですが、空いた時間をなるべく利用して細切れにでもレポを更新していきたいと思います。

まず第一夜。
一幕目は、ファイズ・アリー・ファイズの登場。
映像でなら今まで数回観たことがあったものの、生カッワーリーは私にとって初めての体験。
同じイスラーム神秘主義の音楽であるなら、メヴラーナに代表されるようなネイの演奏を主体にした静かなものを私は好む傾向があるのですが、いや〜、カッワーリー、素晴らしかったです!
幕が上がり出演者が足を組みステージに座りこみ、タブラとターリー(手拍子)が8拍子のリズムを刻みだした途端、私の身体にまず小刻みに震えがやってきました。
それからなんともいえないワクワク感が襲いかかってきました。
メンバーは主唱者のファイズ・アリー・ファイズを始め、ハルモニウム(ふいご付き小型オルガン)が2人、タブラ奏者、手拍子をしながらコーラスを担当する人2人、ファイズ以外に副唱を担当する人1人といった構成。そしてハルモニウムの2人もそれぞれ歌います。
考えてみれば、楽器はタブラとハルモニウムのみというシンプルな構成。それなのに、なんでこんなに豪奢に聴こえるのだろう。

当然のように、主唱者のファイズ・アリー・ファイズの歌が、楽団全体を引っ張ってまとめていく役割を担っている、いわば指揮者のような存在ともなっているわけですが、そのファイズの歌は、会場の空気を一瞬で変えてしまうような迫力に満ちていて、圧倒的な存在感を放ち、会場を襲いました。静かな低音部で始まった彼の歌が段々と音程を上げ、高音部に達し絶叫(絶唱にも関わらず、声は果てしなく澄んでいた。とても美しい声なのです)を放った時には、そのスケールの大きさに会場全体が包み込まれていく感じでした。いわば、神経はこの上なく昂揚し交感神経は興奮状態にあるのに、たとえようのないものとの一体感に包まれ、同時に安らぎを覚える感じ・・・ですか。
歌が頂点を目指して駆け上っていくのに合わせ、左腕と指先を同時に頭上へ向かって高く掲げていくファイズのパフォーマンスも、目に見える形で音楽の昂揚感を表してくれている気がしました。これ、聖者廟なんかで聴いたら本当にヤバそうです。もっとも、聖者廟で行われる宗教色が強いカッワーリーでは、修行者たちは演奏者の姿を見ることなく、ひたすら音楽を聴くことに専念し、恍惚境を目指すということなので、パフォーマンス自体は重要ではないのでしょうが、私達のようにいわば楽しみとしてカッワーリーを聴く者にとっては、あの手の動きが音楽の理解に一役買ってくれている気がするんですよね。
そうそう、演奏中数回、観客がステージに向かって突撃!でも、襲撃ではないですよ。お約束、カッワール(演奏者)へ向かっての投げ銭のためでした(投げ銭に関してはよろしければ私の以前の記事を参照してくださいね)。

また、今回のライブでは、私にとって幸いなことに、楽器にお詳しいえひ山さんと連日ご一緒できたので、楽器についてもちょこちょこ教えていただけました。
カッワーリーのステージに関しては、タブラの構えが変則的だということでした。この辺りのことは、えひ山さんが書かれています。→コチラ
私は楽器の奏法についてはさっぱりなのですが、実際に演奏される方の視点でお話を聞けるのはやはりいいですよね。(えひ山さん、ありがとう!)

今回のライブでは、いずれも演目については情報がなかったので(できれば用意していただきたかった)、演目についての詳しいことはわからないのですが、アンコールも含め全部で5曲演奏されたうち、最初の3曲が、ウルス(聖者の命日←聖者の神との合一を祝う日)の大祭で演奏される@ハムド(神への讃歌)Aナアト(預言者ムハンマドへの讃歌)B聖者への讃歌という順で演奏されたのではと、思います。(違ったらごめんなさい!)
歌われた楽曲は4曲目のみパンジャービー語、残りがウルドゥー語ということでした(公演後村山先生より教えていただきました)。インド・イスラーム世界ではウルドゥー語が文化語として大きな位置(主に詩を読むため)を占めているということだと思います。
中にはフラメンコ調の曲もあってちょっとびっくりしたけれど、実はファイズ・アリー・ファイズは、フラメンコの演奏家とも競演したことがあるそうなのです。最近、パキスタン音楽をまとめて聴く機会があって(NHK-FMアジアポップスウインド)、パキスタン音楽に聴かれる哀調は、実はフラメンコ好きの私のテイストにとっても合っているんじゃないかと思ったばかりだったので、とても嬉しくなりました。
また、アンコール曲は、恩師ヌスラット・ファテ・アリー・ハーンへのオマージュとして演奏されたようです。

終始、時を刻むかのように延々とターリーが8拍子を刻み続けていくそのリズムは、私の鼓動とも底辺で一致していたように思います。やや速めの心拍数に乗せて奏でられる、時にはフラメンコに、時には日本の民謡にも似た懐かしいメロディーは、時に胸を締めつけ、時にふっと突然の開放感をもたらしてくれました。
一緒に公演を聴いていた方が言っていたのですが、(本場の聖者廟で行われるカッワーリーのように)「カッワールの周りを囲んで聴きたいよね」と。ほんと、その通り。でも、そのステージと客席の距離感を埋めるに足る「熱い」パフォーマンスでした。いやー心地良かった。

休憩を挟んで二幕目は、カイハン・カルホールの登場。
・・・なのですが、続きを書く時間がなくなってしまいました。
続きもできれば今日中にUPしたいと思ってはいます。
明日にでもよろしければまた立ち寄ってくださいね。

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e-アフィリ
2006/10/05 18:44
レポ第一弾きましたね!ご多忙の中お疲れ様です^^;
ファイズ・アリー・ファイズ、素晴らしかったですね!あの高揚感は実に独特で、中毒性がありますよね(笑)

しかし演目の内容がわかってしまうとはさすがellyさん!。そして言語は、ウルドゥー語がメインなのですねー。ふむふむ。

あとのレポも楽しみにしています!
えひ山
2006/10/06 01:44
遅すぎるレポにお付き合い頂き、ありがとうございます。
演目の内容は・・・あまり自信はないです;
が、2年ほど前に、一度「イスラーム神秘主義音楽〜カッワーリー講座」なるものに出たことがあって、その時に得た知識からすると、そうなのではないかと・・・。言語に関しては、本文中にも書きましたが、和光大学の村山先生に教えていただきました。
elly→えひ山さん
2006/10/07 19:58

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