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zoom RSS ETHNOMANIAの旅~2006夏編A(SOBEの窓から)

<<   作成日時 : 2006/07/30 15:55   >>

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今日は、この前ご紹介したSOBEの窓から見えるドゥブロヴニクの旧市街と眼下の風景、正面に臨むことができる要塞やアドリア海を含んだ絵のような光景を、ETHNOMANIAを訪れてくださるみなさんと共有できたらと思っています。
使用しているカメラは一眼レフでもなければ、手振れ防止もしてくれない手のひらサイズの某メーカーのカメラですので、思うように撮影はできませんでしたが、雰囲気だけでもお伝えできたらと思います。
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旅から戻ってきて最初の日記で載せた写真は、城塞の上を巡る遊歩道から撮影したものでした。ドゥブロヴニクの街は、城壁のどの部分から眺めても、臨場感に満ちた迫力ある風景が楽しめたのですが、我がSOBEからも負けず劣らずの風景を鳥瞰できました。
天気が良かった日には、城壁と家々の白壁が夕日に照らされた神秘的な絵を何枚も何枚も脳裏に焼き付けることができましたよ。
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上の写真、中央あたりにあるのが、ヒルトン・インペリアル・ホテルです。周りの柔らかい白壁とオレンジ屋根の家々に溶け込むようなデザインで建てられたホテルは、その威風堂々とした佇まいにも関わらず、かわいらしい街並みの中で何の違和感も感じさせませんでした。さすが世界に誇る文化遺産の街、ドゥブロヴニク。景観を崩すような建物は一切目に付きませんでした。
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世界中、どの国を訪れる際も私が楽しみにしているのが、そう、夕暮れの刻々と移り変わる空をぼんやりと眺めること。周りの建物や街の、空気の匂い、色、人々が刻み出す生活のリズム(そう、夕暮れは実に様々な音が聞こえてきます)を背景に、様々な色が曖昧に混ざり合っていく空を眺めるのは、至上最高の幸福感と充足感を人間に与えてくれると、私は思っています。澄んだブルーの海が、だんだんと茜に染まっていき、黄金のような輝きを見せた後、藍の色に占領されていく様子を無心で見つめることは、私にとって何よりの癒しとなりました。

同じ日の夜半過ぎ、ふと目を覚まし、固く閉じられた窓辺になんとなく歩み寄りました。すると、格子窓の隙間を通して、柔らかい光が部屋に差込み、私の手元を照らし出しているのに気付きました。
私ってなんてラッキーなのだろう!
隣部屋の人たちへの迷惑など考えることもできず、左右に一気に窓を開け放ち、空を仰ぎ見ました。
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旧市街の城壁からほんの少し西に間を置き、その佇まいが十分な存在感を見せるボカール要塞。その上に月が架かり、静まった海の表面を帯状に照らし出しています。その夜は満月だったに違いありません。日本にいる時も月を愛でることの多い私ですが、旅の空の下、しかも海や砂漠で出逢う満月は、私にとって特別な意味を持っています。ギリシャの島で心躍らされた、沈み行く太陽と同じ高さの水平線上にかかった満月も、砂漠の地で心乱された、砂塵舞う中にくっきりと浮かんだ満月も、何年経っても私の中で異様な実存性を持って脳裏にせまってきますが、このドゥブロヴニクの月も、これから何年も経った後、きっと私の中で忘れがたい光景としてその存在感を倍増させていることでしょう。

満月、それは世界中のあらゆる神話において、「完全なる状態」の象徴である。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
ソベ、ellyさんの写真で見るととてもきれいで良いですね!私もドゥブロヴニクに行くことがあればソベ狙って見ます(*^o^*)
私達はギリシャのホテルではちょっと騙されたような気がする出来事がありました。ですが、大して話せないので抗議もできず。。。
語学堪能なご夫婦でうらやましい(*´▽`)

満月、ellyさんの旅行の時期が重なっていたのですね!月を愛する気持ちが通じたのでしょうか☆ふふふ。
wacky
2006/08/01 21:54
ソベに限らず、その国の文化を身近に感じることができる宿泊施設は、本当に魅力的だなあと思います。なぬ?ギリシャのホテルで騙された?今度話聞きますわ。興味津々です。
そうそう、満月の話、wackyさんがギリシャへ行く前にしてたんですよね!
私は何を隠そう、旅に出ると満月とお祭りによく当たるのですよ。
elly→wackyさん
2006/08/02 20:10
ようやく私もellyさんの旅のスタート地点に立つことができました。スタートから満月に照らされた要塞と海・・ドキドキしてしまいます。
宿も旅の大切なポイントですよね。私も清潔で家庭的な雰囲気のこじんまりしたホテルの方が好きです。今回のソベはまさに宿に居ても旅を楽しんでいられる感じですね。中庭の洗濯物や菜園、驟雨の時にとりこんでくれたおばあちゃん・・いいですね〜。そして窓からの風景!私もおそらく一瞬で「ここに泊まろう」と決めるに違いありません。部屋にいる間も刻々と変わる光と影の風景を楽しめるのですから、何とも贅沢ですよね。
私もギリシャのポロス島で海と街が見下ろせる部屋に泊まったことがあります。文中にもありましたが、夕暮れ時を堪能しました。空や海と共に白い壁が茜色に染まり、やがて闇に沈んでいく時間は忘れられないです。夜はぐっすり眠ってしまったけれど、もしかしたら満月だったかもしれない・・起きてみれば良かったな、と思いました。
さらさ
2006/09/21 15:05
旅から帰ってきてもう2ヶ月以上経つゆえに、私の中で旅の記憶が随分色褪せてきました。
ですから、こうやってコメントを頂いて再び自分の文章を見返すことができ、とてもありがたいです。
このSOBEからの風景は、本当に美しかったです。色・匂い・音、全てが相まってパーフェクトな「絵」を作り出していました。そして、やはり家庭の雰囲気を味わいながらリラックスして過ごせたのが、ストレス・フリーになるという意味でとても良かったです。
家族の中にお年寄りがいるというのも大事なポイントですね!食事付きの宿だと、断然お料理がおいしいですし、お年寄りの方って言葉が通じないことが多いゆえに、それを補うかのようにとてもいい笑顔を浮かべて応対してくださるんですよね。
ギリシャのポロス島。名前さえも知らなかったのですが、小さな観光化されていない島なのでしょうか。もしギリシャに長く滞在できる機会があれば、観光客があまりいない静かな島の宿で、のんびり夕日を見ながら夕涼みしたいです。さらささんの文章からまだ見ぬ地への憧れが募ってしまいました。
elly→さらささん
2006/09/21 20:08

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