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zoom RSS 砂漠の旅(クサールギレン1)

<<   作成日時 : 2005/11/04 18:43   >>

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画像クサールギレンは期待に違わず、最果てを思わせるに足る風景が広がっていた。
日本語の「風景」や「光景」という言葉は砂漠の地にこそふさわしい気がする。風の景と光の景。風が砂漠の形を変え、光が色を変える。風と光の絶妙なシンフォニーで砂漠の芸術的なシーンは成り立っている。

クサールギレンは砂丘地帯の入り口に過ぎず、さらに南には大砂丘地帯が広がっている。しかし、その大砂丘地帯でさえも、チュニジアの国土の小ささを考えると、サハラ全体の入り口に過ぎない。チュニジアはあくまでも緑多きサハラの国なのだ。

豊かなオアシスを湛えた砂の街、クサールギレン。でも、「街」と呼ぶのはおかしいかもしれない。何軒かのキャンプ場を持つだけのいわば仮の「停泊所」なのだから。(ラクダが砂漠をわたる船だとしたら、あながちこの表現も間違ってはいないと思う。)
私はその数件あるキャンプ場のなかで最高級のパンシー・テント・ホテルを選んでいた。旅行会社からぜひにと奨められていたからだ。形はテントなのだが、それぞれのテントの中にトイレにシャワーまでついていて、敷地内にはなんと満々と水を湛えたプールまである。
モロッコではもぐりのガイドに頼み、遊牧民のテントの湿った布団の上で、遊牧民の男たちと雑魚寝で夜を過ごした。それに比べるとなんという贅沢なのだろう。。。

それにしても、このホテルを見ている限り砂丘がそばまで逼っているとは信じがたい。だが、ふと地面を見ると確かにローズ色のパウダー状の細かい砂がさらさらと音を立てている。おそらくこのテント群がなかったら、砂の城はどこまでも膨張し、すぐにでも街を侵食してしまうのだろう。

夕方になり、再びラクダに乗るためにラクダステーションへ向かう。タマリスクの木からなるオアシスを抜けると、そこには大砂丘が広がっていた。高さはないが目にみえる限りどこまでも続く砂の波。
暮れかけた空の赤に染まるローズ色の砂は静止していた。この時間、意外なほどに砂丘は静まりかえっている。風が吹いていなかったのだ。

ステーションには、トズールのホテルで一度出逢っていた日本人の女性Kさんがいた!
トズールの同じホテルに宿泊していて、朝ごはんのテーブルで出逢っていたのだ。ほぼ同じルートを取るということだったので、また会うでしょうねと話していたのだ。彼女は私とは別の旅行会社に砂漠地帯のツアーを依頼していたのだが、途中から同乗者が出来たということで、ひとり日本人の男性、K太さんが加わっていた。この2人と組みになり日が沈む砂丘へと繰り出すことになった。ラクダの綱を引くのはムスタファ。ムスタファの先導でラクダはゆっくりと動き始める。今回は私の後ろにラクダが2頭つながれているので、すぐ後ろにラクダの顔が逼っている。顔が笑っているようでとてもカワイイ。手を指し出すと、においをかいでくる。

ムスタファは一番高い砂丘のところまで来ると、足を止めラクダを座らせた。ラクダは前足から、カクッカクッとぎこちなく座っていくので転げ落ちないようにしっかりつかまっていないと大変なことになる。

空は既に暮れかけていた。
しかし、風はおさまったままだった。

*当写真は、この旅でお会いし、日本に帰った後も何かと交流を続けさせていただいているKさん撮影によるものです。写真使用の許可を頂き、ありがとうございました!この場を借りてお礼を申し上げます。

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砂漠の中のテントホテルかららくだに乗って
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英国日記
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
うわー。この写真。なんだかかわいい。
いい写真ですねー。はぁぁ。。。
砂漠の記事、まだ読破できていないので
ゆっくり読ませて頂きますね。
日曜日、よろしくお願いします♪♪
hoaloha
2005/11/08 11:25
首、大丈夫ですか?くれぐれも無理なさらずに。日曜日大丈夫ですか?延期にした方がよければ言ってくださいね。
この写真と、次の記事の写真は共に、記事中に話が出てくるKさんに頂いたものです。私はあまり写真を撮っていなかったので、自分が写っている写真をもらえて本当に嬉しかったのです♪ステキな写真ですよね。私は特にラクダのお尻のアップを撮った2枚目の構図が大好きです。
elly→hoalohaさん
2005/11/08 14:17

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