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zoom RSS 千夜一夜 夢幻の音〜MAD SHEER KHAN〜

<<   作成日時 : 2005/11/20 22:51   >>

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『1001 NIGHTS 』(1999年) MAD SHEER KHAN
@Nuit d'Algerie
Aube d'Algerie(instrumental)

ANuit des Gnawas
Aube des Gnawas(instrumental)

BNuit des Hebreux
Aube des Hebreux(instrumental)

CNuit Navajo
Aube Navajo(instrumental)

DNuit du Tibet
Aube du Tibet(instrumental)

ENuit Indienne
Aube Indienne(instrumental)

FNuit Persane
Aube Persane(instrumental)

今回の音楽の紹介はサラリと行きますよ!(ライナーノーツがないので、詳しいことが分からない、というのもあります;)当CDは、民族音楽やワールドミュージックを聴きなれない人、あるいはクラシック音楽のファンにも受け入れ易そうな気がします。弦楽器主体のオーケストラをメインに、民族楽器が、さらに歌が入ってくる形であるから。それに、映画音楽のテイストも強いと思います。
でも、多くの弦楽器からなる厚みのある幻想的な音、そして間違いなく民族音楽の旋律をベースにした不思議な音は、夢幻の世界へ連れて行ってくれることも間違いなしです。ぜひ部屋を暗めにして(私のイメージでは赤系や紫系の色の布をロウソクで透かし見るような妖しげな照明!)、香を焚きながら聴きたい音楽です。

タイトルからもわかる様、『千夜一夜』(私は、『アラビアン・ナイト』とは呼びません。なぜなら、千夜一夜に含まれる物語の多くは、ペルシアやインドのものだから。それらの物語にアラビア語で枠物語を付けた形が「千夜一夜」です。)を題材にした、コンセプトアルバムです。曲のそれぞれのタイトルは「〜の夜」「〜の暁」となっていて、そんな名前からも当アルバムのコンセプト(シェヘラザードの語り)が窺えますね。『千夜一夜』の物語から抜粋した詩に、MAD SHEER KHANが曲を付け、それを各言語に翻訳し、民族もバラバラの7人の女性シンガーが歌っています(女性というのもミソなんだと思います。物語を語るのは女性のシェへラザードだから)。各シンガーは、アルジェリアFELA ABABSAグナワ歌手MAMANI KEITAヘブライ語で歌うNOURITHネイティヴ・アメリカンナヴァホ族MARY REDHOUSEチベットKUNCHOCK LAMAインドSHARMILA ROYイラン人PARVIN JAVDANとなっています。
このアルバムのステキ、と思うところは、各曲の「Aube」の部分、つまりインストの部分が、次の曲への導入になっていて、そのままうまく次の曲へフェイドインしていっていること。実に、曲から曲への橋渡しがうまいことです。その辺りは楽器も意識的に用いているようで、ひとつの民族が用いる楽器から、次の民族の楽器へと、インストの中でシフトされていっているように思います。(詳しいことはわかりません。それぞれの楽器を聞き分けられる程、耳も良くないし、楽器にも詳しくないので)
また、それぞれの歌手の唱法を聴き比べできる点もgood。イランのPARVINの歌い方は、やはり、こぶしの効いたタフリール唱法です。(などなど)

MAD SHEER KHANは、アルバムジャケットのフランス語の記載、あるいはWebサイトの記載によると、フランス系イラン人アルジェリア人の母の間に、アルジェリアで生まれ、パリで成長し、ロンドンで音楽活動を始め、velvet undergroundのNICO!のアルバムに参加したりという経験を積んだ後、フランスに戻り、現在に至っているようです。他にも世界のそうそうたるミュージシャンたちと一緒に音楽活動を行っているようです。

音作りの方は、自らのルーツであるイラン(ペルシア)とアルジェリアというオリエントの音を大事にすると同時に、ヨーロッパのクラシック音楽、ヨーロッパから見た「エキゾチックなオリエント」という感性をミックスし、オリジナルな音楽を生み出していると言えます。

当CDでは、民族音楽で使われる多くの弦楽器、例えばウード、シタール、エスラージ*、ゲンブリ(グンブリ)*、ルバーブ*、サントゥール*が使われていますが、オフィシャルWebサイトでは、彼が通常用いていると思われる多くの楽器(中にはオリジナルに作り出されたものもある)が紹介されています。興味がある方は、ぜひご覧になってみてください。内容だけでなく、壁紙もtrancyな感じで、かっこいいです。

*1 エスラージ:北インドの弓奏楽器。サーリンダーという楽器の胴体にシタールの棹をつけた20弦の楽器。
*2 ゲンブリ(グンブリ):モロッコの弦楽器。アラブ・アンダルース音楽やベルベルの音楽に用いられる3弦楽器。
*3 ルバーブ(ラバーバ・レバーブ):アラブの弓奏弦楽器が、西アジア・中央アジア・北インド・東南アジアに広がったもの。もともとはペルシアの楽器?
*4 サントゥール:古代ペルシアから伝わる弦楽器。奏法は打奏。ピアノの原型。

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コメント(2件)

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サラリと紹介とあるけど、充分濃いですよ〜耳で聴いただけでこれだけ紹介できるなんて流石!
コンセプトが面白いね。ジャケットも素敵だし(色や書体が良いのだv)今度是非聞かせて下さいね。
saji
2005/11/21 21:02
いやいや、きっと音楽ライターの方が読まれたら、如何に付け焼刃的な文章かがバレてしまうことでしょう。ジャケットの色柄は、確かに我々の好きな感じだね。このアルバム、ずいぶん前にお姉さんにMDにおとして差し上げた気も。。。(はっきり覚えてないので、家に遊びに来た時にでもまた)ぼちぼち、またおススメが出てきたので、以前のように好きな音楽交換しましょ♪あ、完全に私信になってる;(。。。sajiさんは音楽を通して知り合った大切なお友達です!)
elly→sajiさん
2005/11/23 00:39

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