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zoom RSS 砂漠の旅(最後の日1)

<<   作成日時 : 2005/11/07 19:21   >>

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砂漠の旅最終日は、チュニジア南部に点在するクサール*巡りに費やされた。
たくさん訪れる場所があるということで、朝8時にはクサールギレンのテントホテルを出発した。とても名残惜しい。最後にもうひと目砂丘を見ておきたいと思ったが、そんなことをしたら本当に離れられなくなってしまう、と思う。

クサールギレンを出てもしばらくはところどころ砂の山が見られた。・・・が、行き同様、再び風景は徐々に山がちなものになってきた。

岩肌が剥きだしになった山あいを通り抜けると、突然、シェニニのクサールは現れた。少し離れたところから見ると、まるで天空に浮いているかのように見える街並み。それほど、空に近いイメージがあるクサールだ。ひとつには白っぽい色合いの街並みであることも関係しているかもしれない。まるで空に浮く雲を思わせる。晴天にもかかわらず、どこか、霧がかかったような風景が私の中には残っている。
「街並み」と書いたのも、このクサールは依然としてベルベル人の集落(マトマタの記事参照)となっているからだ。今でも200人くらいが住んでいるのだという。
そして、日曜日ということもあって、街には子どもたちの声が溢れ、活気に満ちていた。現在は使われていないクサールやカスバの佇まいは神秘的で心を揺さぶるものがあるが、こんな風に「生」を感じられるクサールも魅力的だった。尤も、子どもたちが付きまとって、ゆっくり観光できないという難点はあったけれど。写真を一枚撮ろうとするたび、「1ディナール!」と要求してくる子どもたち。しかし、意外なことに、ここでは大人たちが話しかけてきたり、ちょっかいを出してくるということはなかった。私は、幸いにも?この時金銭を身につけていなかったので、お金の代わりにお菓子や髪につけていたカラー・ゴムなどを子どもたちにあげることができた。(ボールペンや水性ペンをもっていればそれをあげるのがベストです。日本のペンは大人気ですから)

少し高台にあがると、街や家々の様子が俯瞰できる。当写真も少し上から民家を眺めたもので、家がどういう作りになっているかが分かる。日干しレンガを固めた上に漆喰を塗ったつくりで、やはり中庭を持ったものになっている。家畜小屋も敷地の中にあることが多い。屋上には時季的なこともあって、ナツメヤシの実が干してあったりして興味深い。そして、こんな山間部でも(山間部だからこそか)、屋上には殆どの家に、衛星放送のアンテナが付いている。
一番高い場所には敵(ヴァンダル人。後にはアラブ人)の襲来に備えての大きめの穀物倉庫がある。いざという時にはここに立てこもっていたのだろう。こういったつくりは他のクサール(有名なモロッコのアイット・ベン・ハッドゥなど)でも同じである。
街を半周もすると、ちょっとした山登りをしたのと同じような感じで息が切れてきた。標高が高かったせいもあると思うけれど。旅も中盤を過ぎ、ずいぶん体力を消耗しきったようだ。

*幾重にも重なった穀物倉庫群。倉庫自体はゴルファと言う。それが重なったものをクサールと言う。住居と要塞を兼ねる。当ブログTOPの写真も代表的なクサール。クサールは英語のキャッスルと語源が同じ。

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