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zoom RSS 砂漠の旅(トズール最後の夜)

<<   作成日時 : 2005/10/28 21:38   >>

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その日の夜もソニアの宅を訪れた。
お母さんが明日帰って来られるというので、ソニアは家中大掃除をしていた。
私も手伝わざるを得なくなる。
するとお父さんがやってきてアラビア語で何かを言っていく。
私には自然な早さの会話を聞き取るほどのアラビア語力はない。
ソニアが通訳するには「旅人は疲れているんだから、働かせてはいけない」とのこと。

夜ご飯は食欲がないから食べないというソニアをおいて、お父さんと二人でソニアがつくったクスクスを頂いた。
私が一人前をぺロリと平らげ、「おいしかった」と言うと、お父さんは自分の分からつぎ足してくれた。
英語もフランス語も話さないお父さんとは直接会話することはできなかったけれども、あたたかい気持ちをたくさん頂いた。

明日の朝は早くにドゥーズへ移動する。疲れていたので22時くらいに暇を告げると、ソニアは「まだいればいいのに」とか「泊まっていって」などど言い始めた。
けれど旅はまだまだ続く。しかも明日からは砂漠の真っ只中へ入っていく。
身体の弱い私としてはしっかり休んでおきたかったので、心残りながらもホテルでゆっくり休む方を選んだ。

ソニアに出会ったおかげで、旅が何倍も実り多く、楽しいものになったのは確か。
旅は出逢いとはよく言ったもの。イスラーム圏を旅すると、人の親切、あるいはいやな目にあうことも他の場所より多くなる。現にこの後、いろんな場所で悔しくてたまらないような目にも数回あった。
良きにつけ悪しきにつけ、これらの体験を自分の中で消化して、冷静な目で眺め、良い経験をしたと本当に感じられるのは、旅から帰ってきて何ヶ月も経った後のことだと思う。その時には、旅の記憶は実際のものより数倍美しくかけがえのないものになっている。頭の中の風景そのものは写真に残っているものほどvividではなくなってくるし、だんだん色褪せてくるけれど、「良い旅」という概念だけは頭の中にしっかりと残っていくものだと思う。だから、どんないやな思いをしても、また旅に出たくなるんだろうな。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
海外に行くと、必ず自分たちの常識って何?って思いますよね?その国の良さを知ったり、危険な目に遭ったり・・・それでもまた旅に出るっていうのは、やはり旅の中での出会いや、発見、そして学びによって成長させられているからなんだと思います。私もこれから先、旅をもっとしていきたいです!
kiko
2005/11/01 16:59
書き込みありがとうございます。そうですね。。。苦しいことイヤなこともたくさんあるのに私が個人旅行を選んでしまうのは、kikoさんがおっしゃるよう成長させられていることを実感できるから、かもしれません。これからもお互い良い旅をしていけたらいいですよね。いつかkikoさんの刺激的な旅の話も聞かせてくださいね。
elly→kikoさん
2005/11/01 17:36

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