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zoom RSS 砂漠の旅(トズール2)

<<   作成日時 : 2005/10/25 19:07   >>

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翌日、地中海沿岸の小さな白と青の街シディ・ブ・サィードで知り合いになった男性のご家族の家にお邪魔する。この家族は、トズールのメディナ(旧市街)の中、もともと14世紀に作られたという、砂と粘土を混ぜ合わせて作った日干しレンガの街ウルド・エル・ハデブ地区(トズール3の写真参照)にほぼ近いところに住んでいる。ここには、同年代の女性ソニアがいて、話に花が咲いた。
家族はシディ・ブ・サィードに出て働いている兄・姉以外に、この家にはソニアとかなり美形の弟(ジュード・ロウ似)とお父さんお母さんが暮らしている。お母さんは今ひとりでシディ・ブ・サィードへ行っているとのことでお留守。トルコなどにもひとりで出かける行動派のお母さんのようだ。お父さんは例のナツメヤシの林(パルメリ)の一角を所有しているということ。

この日、お父さんは地中海特有の中庭に出て(中庭を囲んで部屋がある形の住居。中庭で洗濯や食事、お茶をする)日向でハーブの葉を茎からもぎ取る仕事をしている。無口なお父さんながら、私がひと言ふた言アラビア語で話しかけると、信じられないくらいの笑顔と気遣いで返してくれる。イスラーム圏の人たちのあたたかさって、この辺にある。突然の珍客にも、精一杯の歓待と親切心(押し売りと感じられることもあるけど)で応えてくれる。そして、ヘンな見返りを求められることもまずない(まずない、と書いておきますが、商売がからんでくると話は別です)庭にはネコに亀がのんびりと寝そべっていて、それからこちらは飼っているわけではないだろうが、かなり大型のワシのような(そんなわけはないけど)鳥が訪れている。
午前中はこの中庭で、ソニアが用意した山のような家族写真と、次から次に足されるミント・ティー(画像はミントティーの記事を参照)と共に過ぎた。イスラーム圏の人ってチュニジアに限らず、写真を見せながら話をするのが大好き。これはイスラーム圏の人と接する時、過去に何度も経験したこと。チュニスの大学で過ごした頃の友達との写真など懐かしそうに見せてくれる。彼女にとって卒業後、トズールへ戻ってくることは本意ではなかったよう。

そのまま昼ごはんをご馳走になる。あまり役には立たないものの、なんとなく食事の準備を手伝う。使っている香辛料の配合を見せてもらうが、自分が勘でやっていたものとさほど違いはなさそうだった。私の突然の電話(当日の朝)にもかかわらず、かなりのご馳走が用意されていた。
クスクスタジントルティーヤの記事参照ショルバハリラの記事参照)などなど。それにもりだくさんのフルーツ。味は絶品。お母さんが出かけているので代わりにソニアが料理をしているとのことだけど、料理の腕はたいしたもの。チュニジア料理は同じマグレブのモロッコと比べて辛味が増す。ハリッサという唐辛子を多く使った香辛料のペーストを用いるからだ。

午後は仕事に戻るお父さんと弟さんを見送り、再び中庭でソニアと過ごす。秋に入りかけているとはいえ、砂漠地帯の昼間の日光はじりじりと背中を焼き付ける。一般家庭に滞在する貴重な機会を与えられたことには感謝(ハムドゥリッラー)するが、こちらは日本人。せかせかと観光したい衝動に一瞬かられる。しかし、昼間は家の中にいて、夕方から外に出るという地中海的生活も悪くない。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
旅はやっぱり食事にありき!?
食が美味しいといいですよね、そして
一般の人達が食べる食事・家庭料理を
食べられるって一番良いこと!
なかなか普通の旅行者の方ってそういうことが
ないと思うのですが、ellyさんは上手に
コミュニケーションされて 楽しんで
らっしゃるようですね(Si eu=me too!)

私も公私ともにお客さんが見えると
友人にお願いして家庭料理を振舞ってもらう
という場をもうけたりしていて、喜ばれ
ます。 :)

Btw,ellyさんも色々言葉をされるのですね。
私も飽きっぽいのですが(笑)真面目に
やったのは3カ国+1カ国語はふむふむ!?
程度、でも今年の秋から 中国語を
学び始めました+親しい人にイスラエル人が
いてちょっと今年の夏にイスラエル語を浴びる?機会があり、興味を持ってイスラエル語
もボチボチ・・今までのアルファベットの語と
異なり、違った言葉ですごく面白い、
久々「学ぶ」楽しさに 感動しております :)

http://go2rumania.exblog.jp/
go2rumania
2005/10/26 02:32
長くなりましたが、以下は私のBlogへの
お返事です:

★お祝いありがとうございます。
ZIP-FMさんに出ると いつもぐん!とアクセスが伸び、そのままキープする、という感じで
感謝しています。
内容、、色々評価されるのですが(知人から)
マイペースで 自分らしくを心がけています。

ミルチャの本、多分以前 とある「お偉いさん」に薦められた本かもしれません。
ネットと口コミでついつい情報収集して
しまうのですが、やっぱり 本を手に
とらないと、ですね。

今東欧関連の、東欧の再生関連の本(結構
真面目なジャーナリスト系!?)を
読み ベルリンの秋の知識も役立ち 
楽しんでいます。またお勧めの本が
あったら教えて下さいね。
go2rumania
2005/10/26 02:36
長文のメッセージをありがとうございます。
改めて4万アクセス突破にNoroc!
go2rumaniaさんはルーマニアにお住まいになりながらも、コスモポリタンな生活をなさってますね。ヘブライ語に中国語学習ですか!それにしても、3ヶ国語+1って、その3ヶ国語の方は「使える」言語ってことですよね?すばらしい!私はちゃんと使える言葉ないですよ。旅に出た時、現地の人に「お〜、。。。語知ってるのか!よしよし。」と喜ばれる程度です。(挨拶程度でも喜ばれますよね)
私は海外に住んだ経験もないですし、これから住む機会もおそらくないと思うので、たまの旅行ではじけてしまって、体力的にOKな時は、できるだけ積極的に現地の人と接するようにと思っています。(具合悪いときはほうっといてくれ、って思いますけど)
elly→go2rumaniaさん
2005/10/26 12:23
それから、エリアーデの著作は大戦中(レジオナールに所属していた故)、あるいは共産主義時代のルーマニアでは憂き目をみていたようですが、最近は民族の英雄ですよね。スペインのロルカと似てますよね。
こちらこそ現地で人気の本とか今はやっていることを教えていただけたら嬉しく思います。まじめなジャーナリスト系の本ってルーマニア語の著作ですか?
elly→go2rumaniaさん(続き...
2005/10/26 12:23

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